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フレディ・マーキュリーが信仰していた「ゾロアスター教」と葬儀の話

フレディ・マーキュリーとゾロアスター教

フレディ・マーキュリーゾロアスター教について

あの伝説のロックバンド「クイーン」のフロントマンで、唯一無二の才能を持つ男フレディ・マーキュリー

世界的なスターにのし上がっていったフレディ。ステージ上での迫力あるのパフォーマンスと一見華やかに見えたその生活とは裏腹に、彼は悩みや孤独に苦しみ、幸せや愛を追い求めていました。

以前このブログでも記事にしたように、外見のコンプレックス(歯)、生涯の友メアリーの存在と自身の性的嗜好、そしてエイズ・・・彼の人生は平坦なものではなかったのです。

 

そして、フレディ・マーキュリーは生涯ゾロアスター教徒でした。

 

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ゾ、ゾロアスター教・・・。なんか世界史で習ったような・・・。

フレディの葬儀もゾロアスター教の習わしに沿っていた

フレディ・マーキュリーは熱心なゾロアスター教徒の両親の元に生まれ育ち、そして45歳の短い人生に幕を下ろした時、彼の葬儀はゾロアスター教の習わしにそって行われました。

ゾロアスター教

このあまり聞きなれない宗教に、ミステリアスな雰囲気を感じてしまうのは私だけではないでしょう。

 

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と言うことで、ゾロアスター教について調べてみました。

ゾロアスター教の概要をまとめていきます!

フレディ・マーキュリーも信者だったと言うゾロアスター教について、ざっくりとまとめてみました。 

ゾロアスター教はこんな宗教
  • ゾロアスター教に起源は3500年前、古代ペルシャに始まり世界で最も古い一神教の宗教で、現代におけるキリスト教イスラム教をはじめとする宗教に影響を与えた。
  • 1000年前では、ゾロアスター教は影響力のある宗教の一つであったが、次第にその勢力は衰退していった。
  • 現在でもゾロアスター教は存在する。世界でのゾロアスター教人口は約12万人ほどと言われており、その多くはインドに住んでいる。ただ、人口約13億人と言われているインドでのゾロアスター教徒の割合は、かなり少ない。
  • ゾロアスター教の葬儀では、遺体を棺などに入れて埋葬するのではなく遺体を自然にさらしてそのままにするか、鳥に食べてもらう鳥葬が行われる。インドのムンバイなどには”沈黙の塔”と呼ばれる遺体を自然にさらすための建物(屋根はない)がある。
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葬儀のことについて、補足させてください!

ゾロアスター教の葬儀について補足

現在では遺体をそのまま自然にさらしてしまうことを違法とする国もあり、特にヨーロッパなどにいるゾロアスター教信者は火葬を選び、その遺灰を自然にまく人が多いみたいです。

 

フレディもイギリスのある火葬場で火葬され、その遺灰はフレディの生涯の友人であったメアリーによって撒かれたとされていて、その詳細は公表されていません。

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なんだか、感慨深いですね・・・。

 

フレディは熱心なゾロアスター教信者の父としばしば対立していた

※以下「ボヘミアン・ラプソディ」のネタバレ含みます。

 

フレディ・マーキュリーゾロアスター教徒とされていましたが、実際のところそこまで熱心なものではなかったようで、映画「ボヘミアン・ラプソディ」の中でもみられたように、信心深い父とは時々対立していたようです。

 

映画ボヘミアン・ラプソディの劇中で、フレディの父親が何度か口にしていたフレーズ

”Good Though, Good Word, Good Deeds.”

(善き考え、善き言葉、善き行い)

この言葉はゾロアスター教の教えに基づいたものです。

 

映画ボヘミアン・ラプソディ終盤で、史上最大級のチャリティーイベント「ライブエイド」でのパフォーマンス前にフレディが実家に立ち寄るシーンがありました。

フレディは、このパフォーマンスでの収益はアフリカの難民救済に使われる事を伝えます。よく父が口にしていた”善き行い”として。

 

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対立ばかりであった父と子が抱き合うシーンにはグッときました・・・

 

ゾロアスター教とフレディについて、筆者の見解

上記でご紹介したように、ゾロアスター教はマイノリティ(少数派)の宗教でした。そのため移民であったフレディやその家族たちは、肩身の狭い思いをすることも多かったでしょう。

映画「ボヘミアン・ラプソディ」でもフレディが自身の出身について語りたがらず、名前を改名してしまうような話がありましたよね。

差別や偏見、宗教の縛り。

自分自身のルーツは変えられるものではありません。しかしフレディ・マーキュリーはその苦しみや疎外感を味わったからこそ、その経験が音楽を作り、パフォーマーとして活躍する原動力の1つになったと思うのです。

筆者は、ロックには孤独や不安などの「ネガティブな感情」を昇華させる精神が含まれているものだと考えています。

ですから「ゾロアスター教」はフレディにとって「苦しみ」でもあり「自分自身」でもあったのではないでしょうか。

フレディ・マーキュリー」の名は過去を捨てるための改名ではなく、自分自身を受け入れ、強い心で突き進んでいくための改名だったのではないかと。

 

フレディの最期はゾロアスター教の教えにのっとり葬儀が行われたと言われています。

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「フレディー・マーキュリー」としてあり続けた姿には、込み上げるものがありますね・・・。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!