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アイルランドのXmasソング「Fairytale of New York」で一味違う聖夜を

Fairytale Of New York

いつものクリスマスソングに飽き飽きしている方へ

 12月に入りそろそろ近づいてくるクリスマス・・・

至る所で見る赤と緑の装飾、そしてお決まりのクリスマスソング。うんざりさせられるのは私だけじゃないですよね・・・そう信じたい。

 

そんなあなたへ贈る、とびっきりのクリスマスソングをご紹介します!

 

 あまり日本ではクリスマスソングとして馴染みは無いですが、私の大好きなこの曲。

 

アイルランドのロックバンド、The Pogues の「Fairytale of New York (ニューヨークの夢)」

イギリスやアイルランドでは12月に入ると毎年この曲がチャートの上位に上がってくるという、現地ではおなじみのクリスマスソングです。

 

最近では、あのエド・シーランもカバーしていました。

 

 youtu.be

 

筆者がこの曲を聞いたのは、映画「P.S I love you」のはじめのシーンで主人公の旦那さんのお葬式で歌われたのを聴いた時。

この曲の魅力に一瞬で引き込まれていったのを覚えています。

 

曲調はゆったりとしたピアノの音色とともに渋い男性の歌声で始まり、一通り歌い終わると、テンポが良く気持ちの良いアイリッシュリズムへ。

 

テンションが上がっているアイコン

このアイリッシュのリズムとメロディ・・・たまらない!

クリスマスお決まりの甘々ハッピー最高!

なんてことはなく、内容はまるで熟年夫婦のケンカを聞かされているような錯覚に陥ります。

 

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ということで、勝手にピンポイント和訳

 

1番では、成功を夢見てはるばるアイルランドからニューヨークへやってきた若くてエネルギーに満ち溢れていたカップルの話を歌っています。

これから自分たちに訪れるのは幸せの未来だけ!と言わんばかりにキラキラした雰囲気。

 

Fairytale of New York:①

"You were handsome

You were pretty

Queen of New York City

When the band finished playing

They howled out for more

Sinatra was swinging,

All the drunks they were singing

We kissed on a corner

Then danced through the night"

 

あんたはハンサムで

お前はニューヨークで1番綺麗だった

バンドの演奏が終わっても

大声で騒ぎまくってた

シナトラさえも踊り

街中の酔っ払いが歌ってた

俺たちはその角でキスをして

踊り明かした夜

 

といい感じのデュエットが繰り広げられていきます。

 しかし2番では様子が一変。

 

Fairytale of New York:②

”You're a bum

You're a punk

You're an old slut on junk

Lying there almost dead on a drip in that bed

You scumbag, you maggot

You cheap lousy (ー)

Happy Christmas your arse

I pray God it's our last”

 

この怠け者でくだらない男

お前なんかクスリ漬けのだらしない女だろ

死んだようにベットの上で寝てばかりのくせに

この最低ウジ虫野郎

安っぽくて汚い ー(最近差別用語として問題になっていたので省略)

あんたのケツにハッピークリスマス

神様、こいつと別れられますように

 

罵り合い合戦が始まります!

夢を抱いてやってきたニューヨークで、うまくいかずに落ちぶれていった生活。

こんな状況に陥ったことをまるでお互いになすりつけている様です。

それもひどく汚い言葉で・・・。笑

 

Fairytale of New York:③

"I could have been someone

Well so could anyone

You took my dreams from me

When I first found you

I kept them with me babe

I put them with my own

Can't make it all alone

I've built my dreams around you"

 

今とは別の誰かにだってなれたかもしれない

そうよ、他の誰かに

私があなたを最初に見つけた日に

あなたは私から夢を全部奪っていたのよ

俺はそれをわかっていたよ 

俺もお前の夢と一緒に歩もうと決めたんだ

一人では到底できっこない

俺の夢はお前がいてこそ叶うもんなんだ

 

と結局最後はこのようにおさまり、壮大で気持ちのいいアイリッシュリズムに包まれて終わります。

 

誰しも若い時に抱いていた夢。

その夢に向かって踏み出した先に待っている現実の厳しさ。

現実と向き合っていく中で、忘れてしまった熱い想いや、妥協していったもの。

 

それを噛み締めながら本当に大切な人、大切な瞬間に気づき、また頑張ってみようと背中を押されるように、最後に響く美しいアイリッシュメロディー。

 

きっとあなたも虜になること間違いなしです!

 

◇補足情報

19世紀あたりにアイルランドからアメリカに移住するアイルランド人はたくさんいました。そして、アメリカに移り住んだアイルランド人は、仕事探しや差別によって大変苦労したようです。

母国であるアイルランドからはるばる海をこえて移動しなければならなかった歴史的な背景がありますが、話せば長くなってしまうトピックですので、機会があればいつか取り上げたいと思います!